蒜山チーズと笑楽窯を訪ねて

パン工房で人気の「チーズパン」に使っているチーズは、岡山県真庭市の蒜山で作られているチーズを使っています。
このチーズ、なかなか高価な上に、在庫を置いている店も少なく、あっても1~2個しか手に入りません。そこで、蒜山を訪れ、直接仕入れの交渉をしに行ってきました。

現在、高速道路ができたため、倉敷の工房から蒜山までは、2時間ぐらいで行く事ができますが、まだ県北は雪が残っていて通行止めになっている道もありました。

ミャンマーからやってきたガッツ君は、今回雪を見るのが生まれて初めてだったようで、ことのほか喜んでいました。あちこち歩き回っているうちに、ずぼっと溝の中に落ちてしまい、ズボンがずぶぬれになってしまっても嬉しそうでした。

祝日でしたが、組合の事務所では仕事をされていて、営業の方とお話することもでき、まとめて仕入ができることになりました。材料選びは、今はまだ県内産や国産のものを選んで試作して決めていますが、一つ一つ生産しているところを訪れ、確かめて行きたいと思います。

蒜山から、パン窯に使う炭を仕入に鏡野町というところに向かいましたが、距離的には近く、ナビも次々案内はするものの、山を越えて隣町に行くため、行くところ行くところが全て雪の為に通行止め…。何度も行き来を繰り返し、やっとたどり着くことができました。笑楽窯さんという、昔ながらの伝統的な炭作りを復興させようと立ち上がった方たちがNPO活動として炭を作っているところです。
 笑楽窯さんの炭は、ホームセンターなどで安く売っている炭とは異なり、黒い煙や嫌なにおいが出ず、長く火がもちます。

COCOWINパン工房の石窯は、ラオス産の備長炭も使いますが、この備長炭と相性がよく、笑楽窯さんの炭と両方がないとうまくいきません。

前回の仕入では雪が多くて来る事ができませんでしたので、雪解けを待って、やっと来る事ができました。

国産、手作りの炭としては、価格も安く、儲けはないけど昔からの伝統技術を無くしたらいけない、という志だけで創りつづけているそうです。

炭を焼く窯の復興から始めたそうなので、COCOWINが目指すコンセプトとも共通点が多く、また訪れたい笑楽窯さんです。

次は、可能であれば炭を実際に作っている時に見せて頂きたいなと思いました。その時はパンを持って行きます♪