COCOWIN事業&担当紹介

  COCOWIN事業


こんにちは、COCOWIN(グローバルソーシャル)事業部担当のウィンです。NPOの人道支援活動に関わりながら、私自身を支えて頂いた日本とそして母国ミャンマーにどう恩返しができるのか、いつも考えていました。陽月堂株式会社を設立することができ、これからが本当に楽しみです。

私たちが必要としているのは、陽月堂のコンセプトにもある「日本流の商い」にヒントがあると思います。まだまだ、それが何なのか、説明もできませんし、マニュアルにすることもできません。まだまだ漠然とですが、汗を流して人と関わる経験の積み重ねの中でしか身についていかないものなのだろうなと理解しているところです。

日本に来る前に、NPOに関わりカンボジアで4年間過ごしました。そこで、何もない状態から試行錯誤してココナツオイルを開発し、ミャンマーの村で生産につなげることができました。ミャンマーの農村支援事業で製造したココナツオイルを、どうすれば日本の多くの皆様に知って頂けるのか、そして、いかにミャンマーの村で産業と雇用創出につなげていけるのか。そこで、ココナツオイルを原材料として活かした加工品を考え、パン作りが候補にあがり、石窯を自分達でつくることから始めました。

日本では、特に食べ物や製造に関して様々な規制も多く、運営管理も厳重に行わなければいけません。また、食べ物を通じた仕事は、お客様に喜んで頂くための研究と工夫が必要ですし、おもてなしのサービスができる社員教育も必要になります。そこには、日本流の商いのヒントがあふれ、お客様が喜んでくださるかどうか、目の前で結果としてすぐにかえってきます。

私は今、楽しく心を込めてパンを作りながら、それが皆様に喜んで頂き、応援して頂くことに繋がっており、本当に有り難く素晴らしい経験をさせて頂いていると思います。当然、様々な課題にも直面し、そこをどう乗り越えていくか…、まだまだ事業は始まったばかりです。

日本では健康や美容に良いと大ブームになったココナツオイルですが、私たちが村で製造を始めた当初はミャンマーでは全く知られていませんでした。私達がココナツオイルを製造している村でも、なぜそんなに高価なのか、と作る本人達に不思議がられたほどです。

しかし、ほんの1年程度の間にココナツの実があちらこちらで海外企業に根こそぎ買収されるようになり、身近にあったココナツが、とんでもない値段で取引されるようになりました。弊社のような小規模製造に前と同じ価格で売ってくれる村もなくなり、手に入れることさえ困難な状況に陥りました。小規模とはいえ、1Lのオイルの製造には20~25個のココナツが必要な手作り製造の為、自分達の村だけで賄える量ではないのです。


ミャンマー/ココナツオイル
ところが、日本では、あっという間にブームが去ると、沢山の天然資源は全てスーパーの倉庫に埋もれ、破棄されてしまいます。ミャンマーでも、大手に契約を打ち切られ、売れなくなったココナツを買ってくれと頼んでくる村もでてきています。しかし、足元を見られ、裏切られ、都合よくまた売りに来る、そういう中でこじれた関係は修復できず、村社会の中で首を絞め合うような状況を生んでしまっています。

私達はNPOの活動経験から、一人から一人につなげ皆が豊かになる事の大切さを学ばせて頂いており、ココナツオイルもパンも、全て直接ご縁を頂いた方のみにお届けしております。大儲けもありませんが破棄することもほとんどありません。

多くの天然資源を使い、手作りする素晴らしい特性をもった植物油を、一時的な流行で終わらせるのはもったいないことです。また、こうしたブームに途上国の村が振り回されるだけでもだめだと思っています。引き続き、ココナツオイルのみならず、ミャンマーの天然資源を活かした原材料を開発し、日本で商品研究・開発を行いつつ、品質管理や日本流のサービスを研究し、それらを活かした人材育成をミャンマーで実施していきたいと考えています。


人が心豊かに経済発展をしていくにはどうするべきか、「日本流の商い」をしっかり身につけ、ミャンマーの村おこし産業につなげ、日本とミャンマーに恩返しできるよう、地道に歩んでまいります。


  COCOWINパン



陽月堂COCOWINの石窯パンは、「優しさ感じる材料」をコンセプトに、国産や地元岡山産の材料を集め、独自に配合した小麦粉で手ごねしたパンです。設計、施工まで独自に手作りした石窯を使い、国産&東南アジア産の炭を使って焼いています。

ショートニングやマーガリン、バターは使用せず、全てのパンに、ミャンマーの村で伝統製法を研究し、自社開発した自然発酵製法のバージンココナツオイルをたっぷり使用しています。


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